細菌を顕微鏡で見ると、棒状の桿菌(かんきん)と球状の球菌が観察されます。 桿菌にも、球菌が少し伸びた 短桿菌から、非常に細長い長桿菌までいろいろなタイプがあります。

枯草菌のように細胞内に耐熱性の 内生胞子を形成する細菌もいます。
球菌は集合状態により、単独の単球、2個繋がった双球菌、4個の球菌がセットになった4連球菌、多数の球菌が連なった連鎖球菌、塊を形成するブドウ球菌などに分けられます。

虫歯の原因となるミュータンス菌は連鎖球菌、醤油や味噌の中にいる塩分の強い乳酸菌は4連球菌です。さらに、グルタミン酸を生産するコリネバクテリウムは桿菌がややねじれた形をしています。
また梅毒を引き起こすトレポネーマは長い螺旋状の特徴的な形態を持ち、血液中をゆったりと泳ぎ回っています。
微小な細菌も細胞表層の構造の違いによってグラム陽性菌とグラム陰性菌に大別されます グラム染色と呼ばれる染色法により青く染まるグラム陽性菌は細胞膜の上に厚い細胞膜を持っています。

細胞膜は、人間を含む全ての生物にほぼ共通の構造であり、厚さは約8ナノメートル (1ナノメートル:100万分の1メートル)です。栄養成分の取り込みや呼吸によるエネルギーの獲得など重要な生体活動が細胞膜の上で行われています。細胞壁は分厚くて固いけれどもスカスカです。
グラム陽性菌は乾燥や機械的な摩擦に強いのですが、抗生物質や抗菌剤などの染み込むタイプの薬剤には弱い傾向があります 。
枯草菌 、ブドウ球菌、乳酸菌、放線菌などがグラム陽性菌です。

一方グラム陽性菌は細胞膜が2枚あり(外幕内幕)、その間に2~3ナノメートル の非常に薄い細胞壁を持っています 。大腸菌、緑膿菌、 腸炎ビブリオ菌などがグラム陰性菌です。
抗生物質が効きにくいので、緑膿菌などが蔓延すると本当に大変です…。

微生物の世界って…本当に深くて面白いですね。
バイオの力で感動と素晴らしい体験を。 今日も一日、いってらっしゃい!!

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