地球上のあらゆる生物の祖先は…◯◯生物。

バイオ 微生物 bio

地球上に生物が現れてから約30億年もの間、生物は単細胞生物でした。生命が誕生した初期の細胞のつくりは私たちの細胞とは違っています。遺伝物質である DNA をしまっておく核がなく、DNA が細胞内にむき出しになった細胞(原核細胞)だったのです。原核細胞でできた生物を原核生物といいます。
一方で私たち人間の細胞は、核が角膜という膜に包まれて存在しているので、真核細胞といいます。

原核細胞の生物は、昔の単純なスキルを持ったまま、今も生きています。例えば 乳酸菌は 原核生物です。
ほかにも肺炎の原因になる肺炎球菌や肺炎桿菌、シアノバクテリアなども同様ですね。
今から約21億年前、原核生物の細胞内で 細胞膜が DNA を取り囲み、核膜に包まれた核ができて、真核細胞が誕生したと考えられています。原始の好気性細菌が取り込まれて、ミトコンドリアに、原子のシアノバクテリアが取り込まれて葉緑体になったと考えられます。
このように私たちの祖先をたどっていくと約21億年前の真核生物へ、さらにその前の原核生物へ行きつくのです。

カビと酵母とキノコは菌類と呼ばれる真核生物の一郡です。光合成を行わず、消化酵素を分泌して栄養分を分解してから取り込む『吸収』にによってエネルギーを得ています。動物や植物の排泄物や遺体を分解して、炭素源と窒素源を回収するので、生態系では分解者の役割を果たしています。

菌類の中で、生活環の大部分を単細胞で過ごすものを『酵母』、胞子を拡散するために子実体と呼ばれる大きな構造体を形成するものを『キノコ』と呼び、菌糸を伸ばして生育するものが『カビ』です。キノコも子実体を作る前はカビに見えます。 カビは二分裂ではなく、菌糸の先端を伸長することによって生育し、後から隔壁ができて細胞が形成されます。隔壁には孔が開いていて、菌糸のセンターの細胞に物資を送り込んでいます。栄養分が枯渇してくると、空気中に菌糸を伸ばし、胞子を作ります。キノコは胞子を効率よく飛ばすための大掛かりな道具です。

微生物とはいえ、カビとキノコは肉眼で見える大きさがあるので、古くから観察され、利用されてきました。
キノコには枯れた木に生育する腐朽菌(ふきゅうきん)と生きている木の根に取り付く菌根菌(きんこんきん)があります。 腐朽菌は人工栽培が容易で、しいたけ、ナメコ、エノキダケ、マイタケなど美味しいキノコが販売されています。
一方、マツタケやホンシメジ、トリュフなどは 菌根菌なので人工栽培が非常に困難なため貴重品です。
ミカンや餅に生える青緑色のアオカビ、毛足の長いクモノスカビ、黄緑色のモコモコしたコウジカビ、お風呂場などに生える黒カビなど、湿り気のあるところには様々なカビが繁茂します。カビは生育が早く、様々な有用酵素を生産することから、清酒や味噌などの発酵食品などの製造に用いられるものもあります。

一方で、農作物に害を与えるものや食品を台無しにするカビも多く、ハウスダストやアレルギーの原因となるカビもあります。

微生物の世界って…本当に深くて面白いですね。
バイオの力で感動と素晴らしい体験を。 今日も一日、いってらっしゃい!!

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