最近の若者の悩みに『やりたいことが見つからない』というものが多いそうだ。僕には、やりたいことが見つからないというのが理解できない。いつもやりたいことで頭の中がいっぱいだ。
 本当にやりたいことに巡り合っていないのかもしれないが、それは最初から諦めて、行動をしていないからだろう。
 僕の経験上、やりたいことは見つかるものではなく、動き回っているうちに向こうから飛び込んでくるものだ。
動き出すことをめんどくさがって立ち止まっていては、やりたいことは飛び込んでこない。
 やりたいことがない=いまが充実していないからだ。
僕がこれまで出会ったやりたいことがないという人の多くは過去を振り返ったり将来のことを気にしている。おまけに体裁や人の目も気にする。
そういうものにとらわれているから、余計にやりたいことが見つからないのだろう。

 僕はその時その時でやりたいことが必ずあった。
今は、バイオ製品を開発し販売することが本当に楽しくて、生き甲斐だけど、若いころは自動車やレーシングカーに強く惹かれた。
タミヤのラジコンカーに夢中になったり、筑波のレーシングカーショップで働かせてもらっていた頃は本気でF1レーサーになろうと考えて単身フランスまでオーディションを受けに行ったこともある。

 夢破れて、山口県に戻った時も行動し続けてきた。
両親がだまされて水耕栽培設備を解体し、廃業しなければならなくなった時には朝から晩まで新たな農地を探しまわったり、大学に植物工場の講義を受けに行くなど再生を諦めず行動した。

 荒廃した農地を開墾したあと、初出荷直前に盗難被害に遭ったときは挫けず、農業生産に頼らない生き残る道を考えた。

 悩んでいる暇はないジェットコースターのような人生だけど、常に行動していたからこそ今のバイオ製品に繋がった。その時はなんでもない点だけど、これらの経験、アイデア、人脈という多くの点が集まって一本の線になっている。

 正直、僕は農業にもバイオにも関心はなかった。適性や損得など考えずにやれること全部手当たり次第チャレンジしていたら楽しくなり、やりがいになった。そう、やりたいことは行動によって変わる。
 やればやるほどもっと楽しくなるし、そこから新しい分野への興味が湧いてくるはずだ。

 眺めているだけではチャンスは一生つかめない。
一歩踏み出せばやりたいことは次から次へと現れるはずだ。

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